(株)アドバイザーグループは6月21日、同社の保有する携帯電話向け一斉同報に関する特許(日、米、中)の内容と、携帯電話向け放送サービスの現況をHPで紹介し、日本での携帯電話向け放送サービス事業への参加に関心のある企業を募集すると発表した。
同社は、携帯電話関連の特許を申請し、その特許を基本にして新たなビジネスモデルを構築し、新規事業を行うことを目的として2001年10月設立されたベンチャー企業。既に「写真ナビ」という携帯電話、パソコン向け情報提供サービスなどを実施している。
発表によると、同社の特許は、携帯事業者に割り当てられた一般交信用周波数とは別の周波数を同時送信用周波数として割り当て、映画、音楽などの放送サービスに利用しようとするもの。日本特許(特許第3504584号)は2000年6月出願、2003年12月に登録となっており、米国では2004年10月、中国では2005年2月に特許を取得したという。
同社は、2004年春に同特許をNTTドコモ、AUに説明したが、当時は携帯電話向け放送サービスが具体化しておらず、詳細な議論に至らなかったが、最近スーパー第3世代(3.5世代)が現実のものとなり、事業見通しが出てきたことから事業への参加企業の募集をはじめたとしている。
対象となる会社は、国内、海外を問わず、コンテンツ提供会社、コンテンツアグリゲーター各社、エンジニアリング会社、携帯電話関連ソフト会社、携帯電話端末関連企業、ベンチャー企業への投資会社などとしている。
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